メールオーダーのカタログ文化 「つくるを愉しく」のお仕立て
メールオーダー。いまではもっぱら、WEBをつかったECサイトでのショッピングを指す言葉になっています。かつては自宅に届く紙のカタログを眺め、鉛筆でオーダーシートを埋め返送。商品が届くのを待ったメールオーダーという、待つこと眺めること。そして選ぶことに書き込むこことを愉しむ、元祖・巣ごもりショッピングとも言える海外通販を指していました。
L.L.ビーンのメールオーダーとカタログが、その代表格です。
メールオーダーカタログは「神は細部に宿る」の心粋で、ファッション雑誌にはないディテール紹介満載のまるで教科書のよう。実際に購読者はカラーとモノクロを駆使したカタログで、アイテムがもつ細かな機能からアイテムを楽しむ詳細なスタイルまで自然と吸収していました。
なにより外国から自宅にカタログが届く、そして選び注文した商品が船便で届く。いまのECショッピングとは違い、そこには思いがかなうまでの時間と独特な高揚感がありました。
時間を経てお仕立て上がるオーダースーツづくりにつながる「愉しむ」要素が、メールオーダーカタログにはたくさんあったのです。
翻って現在、身の回りのことからはじまりさまざまな時間・習慣を見つめ直す機会が多くなっています。
つくること選ぶこと待つことの時間から得られる充実感に、あらためて目を向けてみてはいかがでしょうか。
オーダースーツ アスターでは豊富に取り揃えました2020年春・夏の新柄服地とともに、女性と男性のスタッフが店舗にてお客さまの思いを丁寧にお聞きしまして
「つくるを愉しく」のお仕立てを、お手伝いをいたします。
気軽に、お声がけいただけましたらと存じます。スタッフ一同、皆さまのご来店をお待ちしております
オーダースーツ アスター店主
http://sebiro-aster.com/
当面の間、佐倉うすい店・八千代村上店ともに営業時間11:00~17:00を実施いたします。
お客さまにはご迷惑をおかけしまして、申し訳ございません。なにとぞ、ご理解賜りますようお願いのほど申しあげます
写真は、伊・エルメネジルド・ゼニアの服地でお仕立てしました逸品になります。服地の軽やかな印象に、フォーマルに通じるしっかりとしたシルエットを実現しています